コロナ相場雑感
相場は3/23の底から、上昇している。
正直コロナはどうなるかわからないし、経済へのインパクトを考えると株を買える状況ではないと思う。このような状況で自分の心境を記録する。
まず、自分は大底で結構なポジションを抱えていた。リバウンドがいつ来るかわからないが、めちゃくちゃ割安だということは分かったので買えた。
ある内需成長株はPER5倍まで売られていた。安く始まって機械的に日中売りが出てストップ安近辺で引けるなど、異常な売られ方をしていた。おそらく大きく持っていたファンドが機械的に売ったんだろう。内需なので海外渡航停止の影響はなく、スーパーなどが客なのでコロナの影響も限定的と考えた。小型株は機械的に売られたときに簡単にストップ安になるので、セリングクライマックスは分かりやすいということがわかったのは今回収穫だった。
そのあと大きなリバウンドが来た段階でストップ安で買ったリートを全部売った。
その後、米国の死者数が増加し、指数が陰線を付けたところでかなりのポジションを手放してしまった。相場が二番底の方向に向かっているという恐怖から。
手数料が高く、長期投資じゃないと分が悪いし、実際長期を決め込んでいた米株はほぼすべて売った。米国の新規感染者数、死者数ともにピークの気配がなく、むしろ加速傾向だったのも背中を押した。
結局、その後少し下げたが、前回の底は割れずに、また上昇に戻り現在に至る。
ここから分かるのは、下げている時に株を持つのはそこまで怖くないが、一回上がって含み益になり、また大底を割れそうだという恐怖感には抗えないということだ。
現在のポジションは約半分になっているが、正直なところ、何度も手放したくなったし、書いている今も手放したい。なぜなら含み益が出ているからだ。
足元、コロナがこれ以上ひどくなるという感じではないが、想像以上にアメリカなど欧米で長引くリスク、経済的な影響が一切株価に反映されていないのでいつか下がりそうなど、売る理由は腐るほどある。
多分、このまま収束すれば、今のポジションの価値は倍になると思っている。しかし、売りたくてしょうがない。
長期投資がしたかったが、株を長く持つというのは、かなり特殊な理由がないと厳しい。少なくとも儲けたいという理由(キャピタルゲインが目的)であれば、途中で売ってしまう。配当投資が流行る理由が少しわかった。配当を見ていれば一喜一憂はあまりしないから長期で持てるということか。
少し自分のやり方について考えたい。