コロナ相場の振り返り
コロナショックからほぼ半年。
米株は最高値更新まで上昇。
今後冬にかけて再流行するかもしれないが、これまでの振り返りを記録しておく。
強烈なグロース相場
僕の予想だとITなどが買われる相場はすぐに終わり、大きく売られたコロナ敏感株がすぐに戻るとおもっていた。ただ、これは大外れ。
予想をはるかに上回るグロース相場となった。IT株は空高く上昇していった。これはコロナが収束するとか長引くとかそういうことではなく、コロナによる構造変化が起きるというストーリーにみんなが乗っていった結果。端的にいうと、順張り(コロナで恩恵を受ける株を買う)をしとけばアホほどもうかる相場だった。
なぜか下がらない
米指数は史上最高値を更新しているが、中身を見ると完全に二極化している。アパレルや自動車などは底ばっている株も多い。
コロナの第二波の懸念が7月に来たが、二番底をつけるほどには下落しなかった。
後付けで解釈すると、指数が最高値を更新しているのは、株に対する機関投資家のアロケーションがコロナ前と変わってないから。債券市場を見ると、緩和で価格が下落傾向。相対的に株の魅力が上がっているともいえる。あまり株は買いたくないのが機関投資家の本音だと思うが、株にこれだけ投資しなければならないというという金額が設定されている時点で、いい株を買ってダメな株を売っている。
そのため、2極化が進んでいる。ここから、皆が、株に対して強気になり、株に対するアロケーションが増えれば、ダメな株も上がっていくだろう。